高血圧の私が断酒したら血圧が正常値に低下し体重も6kg減量に成功

中高年のみなさま、高血圧でお悩みではありませんか？　血圧が高くなる原因は、一般的には肥満、塩分の摂り過ぎ、ストレスや喫煙などの生活習慣に原因があると言われています。しかし、これらの原因が思い当たらない方、減塩や適度な運動をしても思うように血圧が下がらない場合は、もしかしたら「お酒」が原因かもしれません。

生活習慣病と言われる高血圧症はサイレントキラーと言われており、中高年の方で気にされておられる方も多いのではないでしょうか。かくいう私も高血圧症で5年以上通院して降圧剤を飲み続けています。

本記事では、高血圧の人が飲酒量を減らして血圧を正常値まで下げることができるのか？ということについて、身をもって100日間の断酒を行い検証しました。その結果、血圧をほぼ正常値まで下げることができ、おまけに体重も6Kg減量することができました。皆さんも試してみてはいかがでしょうか？

過度の飲酒は高血圧の原因となる。飲酒量を減らすと高血圧が改善できる！

高血圧の原因は、①塩分のとり過ぎ、②肥満、③運動不足、④ストレス、⑤大量飲酒、⑥喫煙などの生活習慣であると一般的に知られています。私は煙草を吸いませんし、①～④も思い当たることはありません。強いて言えば⑤の飲酒でしょうか。それほど大量飲酒している自覚は無いのですが、「大量飲酒」がなぜ高血圧の原因になるのか調べてみました。

飲酒により眠りが浅くなるのが原因なのでしょうか。実は大量飲酒によって高血圧になるメカニズムはよく分かっていないようです。神経を介した作用や内分泌系を介した作用、電解質異常が原因と考えられているようです。そして、飲酒が原因で血圧が高くなっている場合は、飲酒量を減らすとその量に応じて血圧が低下するということです。

そこで、飲酒をやめたら血圧が下がるのか、100日間の断酒期間中毎日血圧を測定し記録を取りました。その結果、160mmHgほどあった血圧が130mmHgまで下がりました。このことから、高血圧の原因は、私個人の場合は ”酒” であることがはっきり裏付けられました。また、「飲酒が原因で血圧が高くなっている場合は、飲酒量を減らすとその量に応じて血圧が低下する」ということを身をもって確認することができました。

100日間で飲酒したのは３回、飲んだ酒の総量は缶ビール２本と日本酒3号

5月17日から断酒を始めて今日で約100日経ちました。今日は、その後の状況や断酒をして気づいたことを報告したいと思います。

断酒を始めてから一滴も飲んでいないかというと、そうではありません。この100日間に３日間だけ、酒を飲みました。１回目が、自分の誕生日の時にビール350mlと日本酒を1合、来客があった時に断酒を知られたくないがためにビール350mlと日本酒を1合、そして100日達成した時に日本酒を1合ほど飲みました。

何が言いたいかと言えば、１つには、断酒をしていることを知られたくないという不思議な気持ちがあるということです。断酒に失敗した時に恥をかきたくないからである、と自己分析します。

もう一つ言いたいことは、断酒と言っても生涯酒を一滴も飲まないぞ！ということではなく、付き合いでたまに飲む分には良いのではないか、と気楽に構えた方が酒量を減らすことができると思います。また、一定期間の断酒によって、酒に対しての強さをリセットする、と考えると気楽ではないでしょうか？

断酒をして変わったことは、酒のつまみに執着しなくなったということがあります。また、断酒していると便秘がちになりました。また、たまに断酒中に酒を飲んでみると、おいしく感じられない事、更に、少量でも飲んだ翌日は体調が良くない事が分かりました。酒（アルコール）は、少量であっても本来身体によくないものなのかもしれません。