本日の植木剪定作業

シルバー人材センターの植木剪定の仕事に就いてから7ヵ月が経過しました。最近どんな仕事をしているのか、今回はお話しします。

目次

本日の作業は五葉松のミドリ摘み剪定

 今日は、梅雨入りしそうな今にも雨が降りそうな中での作業。作業内容は、五葉松のミドリ摘み剪定、芽切り剪定とも言いますが、でした。

 市中の植木屋さんであれば、仕事を始めて半年ぐらいの新人に松の手入れをさせるなんてことは、とても考えられないことでしょう。シルバー人材センターでも、通常は考えにくいことです。

 初心者の私が松に触らせてもらうことができるのは特別な理由があります。それは、当市のシルバー人材センターのメンバーの高齢化が進んで、松の手入れができる人材を早急に育成する必要があるという事情があるのです。

 松の手入れを教えるベテラン会員が6月末に引退することが決まっています。そこで、松の手入れの技術を引退する6月末までに継承する必要があるわけです。

 そこで、私を含む若手(といっても64歳~65歳ですが)に松の手入れ、時節柄ミドリ摘み作業の自主研修が行われることになりました。研修は強制ではなく自由参加です。もちろん無報酬です。

 無報酬ですが、松の手入れを教えてもらえるだけで有難い、と思って、5月に入ってから4回ほど自主研修に参加しました。お陰様で五葉松は、時間が掛かりますが何とか、それらしい形になってきたと自負(かなりの誤解?)しています。

五葉松といっても ”濃い” ”薄い” など個性が多様

 これまで5本の五葉松の手入れを経験しましたが、枝がまばらな松や、枝が密に込み入っている松、など、個体差が多様であって、ミドリ摘みを一律のやり方でこなすということはできないことがわかりました。

 また、仕上げる”濃さ”の基準についても、現場責任者によって違うことがあって、厄介です。具体的には、「古葉をもっと取るように!」と言われることもあれば、「古葉を取りすぎだ!枯れるぞ!」と言われたりします。

 余談ですが、松の手入れの方法は、地方によっても異なるし、親方によっても異なるといわれています。そのため、その地域のシルバー人材センターのやり方を手本にして覚えるのが良いようです。

 シルバー人材センターに入る前の前職が植木屋さんだった方もいますが、植木屋だった時のやり方(基準)が抜けないため、苦労しておられる方もいらっしゃいます。むしろ、まったく白紙の未経験者の方が、シルバーに順応するのが早いのかもしれませんね。

松の手入れは、考えている以上に時間(お金)が掛かる

 シルバーで植木剪定の仕事を始めて初めて分かったことの一つに、松の手入れは考えている以上に時間が掛かるということがあります。例えば、ツツジの刈り込みであれば初心者の私でも1本30分程度でできます。

 しかし、松の手入れとなると格段と時間が掛かります。今日の高さ3mほどの五葉松の場合ですが、三人掛かりで6時間程度の作業時間が掛かります。発注者側から見れば、それだけの費用が掛かるということです。

 1本の松を手入れするだけで○○万円も掛かるとなると大変ですね。それも年に2回の手入れとなると、毎年相当なお金が要りますね。

黒松の手入れは難しい、赤松はさらに難しい?

 黒松のミドリ摘み剪定は1度だけ経験したことがあります。同じ松だから五葉松とそんなに変わらないだろうと思っていたのですが、甘い考えでした。

 黒松は葉っぱが刺さって痛いし、古葉が密集していて枝ぶりが見えず、どこから手を付けていいのか途方にくれてしまいました。脇芽も脆くて触るとすぐに折れてしまいました。

 これまでの自主研修では五葉松が多く、黒松は1度だけでした。黒松の手入れを習得するのが今後の目標です。植えている家が余りないのですが、赤松は黒松よりもさらに難しいということです。松は奥が深いですね。


ここまで読んでいただき、どうも有難うございました。

是非、また、当ブログを読んでいただきますよう、よろしくお願いします。

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