高年齢求職者給付金を受け取りました

先日、65歳以上の失業保険と言われる「高年齢求職者給付金」を受け取ることができました。金額は通常の失業給付金よりもかなり少ないですが、ちょっと嬉しい臨時収入ですね。これで失業給付の手続きが完了しましたので、これまでの経緯を以下にまとめました。何かの参考になれば嬉しいです。

目次

高年齢求職者給付金の申請のために必要な書類など

まず、「高年齢求職者給付金」というものについて、念のために説明します。ざっくり言うと「高年齢求職者給付金」というのは65歳以降の失業手当のことです。

65歳の誕生日の前々日までに退職した場合は、通常の失業保険、正確には失業保険の基本手当を受けることができます。これが、65歳以降に退職した場合は基本手当は受けられず、その代わりに給付されるのが「高年齢求職者給付金」ということです。

「高年齢求職者給付金」のデメリットは、失業保険の基本手当に比べて金額が大幅に少ないということです。失業保険の基本手当は、通常の場合150日分の手当てを受けることができますが、「高年齢求職者給付金」では50日分しか受け取ることができません。

その代わり、「高年齢求職者給付金」のメリットとしては、給付金を一括で受け取ることができることです。ハローワークへ出向くのは、初回の訪問を含めて2回だけです。一方、失業保険の基本手当を受ける場合は、4週間に1回ハローワークに出向いて失業認定を受けなければなりません。

さて、話を「高年齢求職者給付金」の申請手続きに戻します。最初にハローワークに行く際には、以下の書類やモノが必要です。

・退職した会社から発行される離職票
・雇用保険被保険者証
・個人番号確認書類(マイナンバーカードなど)
・身分証明書(運転免許証・マイナンバーカードのどちらか1点、もしくは保険者証、年金手帳の2点)
・証明書用の写真2枚(横2.5cm × 縦3cm)
・印鑑
・銀行口座の情報(預金通帳かキャッシュカード)

「離職票」について補足しますと、「離職票1」と「離職票2」があり、退職後の2週間前後に書留郵便で自宅に郵送されます。これは事前に準備するというわけにはいかないので、届くのを待つしかありません。

離職票-1には、給付金の振込先の銀行口座などを記入する欄がありますので事前に記入しておきます。離職票ー2(A3サイズ)の左ページに署名欄がありますが、これはハローワークで申請時に署名します。

離職票ー2の右ページには写真を貼りつける欄があります。また、離職前7ヶ月間の賃金の金額が印字されていました。なるほど、これを参照して給付金の日額を計算するわけか、と納得しました。

「雇用保険被保険者証」は、私の場合は「離職票」と一緒に郵送されてきました。ハローワークに持って行きましたが、私の場合は「雇用保険被保険者証」を提示したり、使うことはありませんでした。

証明書用の写真2枚のうち1枚は、離職票に貼り付けました。もう一枚は、持参しましたが当日使うことはありませんでした。印鑑も持参しましたが、結果的に使うことはありませんでした。

事前に自宅のパソコンから「求職申込み」を済ませておきましょう

ハローワークでは高年齢求職者給付金の申請書類を提出することの他に、もう一つやることがあります。それは、求職の申し込みをすることです。

この求職申し込みの書類は当日ハローワークで書いても良いのですが、書類(4ページ)を書くために結構な時間が掛かります。学歴や、資格(取得年月も必要)、PCソフトのスキル、直近の仕事の内容と在籍期間、いわゆる職歴ですね。それぞれ在籍期間を和暦(昭和・平成・令和)で記入しなければなりません。私のように転職の経験がある人は、職歴を思い出して整理しておいた方が良いと思います。また、自己PRの記入欄もあります。

書類記入のためにハローワークに長い時間滞在したくはないと思います。そんな方は、事前にネットワークで求職申込を済ませておくのが良いと思います。

自宅のパソコンから求職申込みする方法は以下の通りです。

ハローワークインターネットサービスにアクセスし、「マイページを開設して求職申込み」から求職者マイページアカウント登録を行います。

② アカウント登録完了後14日以内に求職情報を入力し、求職者マイページを開設します。

③ ハローワークに行ったときに、ハローワークインターネットサービスを利用して求職情報を入力済みであることを申告します。これで、改めて求職申込の書類を書かなくてよいはずです。

ハローワークに行ってからの手続き

離職票が届いた週の土曜日に申請書類を用意し、ハローワークインターネットサービスで求職申し込みを済ませて、火曜日にハローワークに行くことにしました。ハローワークは市区町村ごとにあるわけではなく、東京都の場合は17施設あり、各々管轄が決まっています。あいにく私の住んでいる市内にはなく、隣の市まで脚を伸ばす必要がありました。

さて、何時に行ったら待たされないのか?ネットで調べると8:30~9:00の間に行けば空いているということでしたので、8:30に行きました。

ハローワークに着き、総合窓口で高年齢求職者給付金の申請に来たことを伝えました。「高年齢求職者給付金」、言いにくくて噛んでしまいました。係から求職申し込み書を渡されそうになりましたが、インターネットで登録済みの旨を伝えると、2階の窓口で整理券を受け取るように言われました。

2階に上がり、端末のタッチパネルを押して整理券を発行。私は2番目でした。しばらくして呼ばれて受付窓口に行き、そこでは書類のチェックがあり、また、何か所か目の前で記入しました。最後に次にハローワークに出向く日時を指定されました。必ず指定日に来なければならないのかと思いましたが、その日は旅行で都合が悪いことを伝えると変更してもらえました。

その後、1階に戻って求職申し込みの手続きを行いました。私はインターネットで登録済みでしたので、係の人に登録済みであることを確認してもらいました。『確認できたので問題はありません。今日はこれで終了です。』と言われ、ハローワークを後にしました。

ここまで手続きに要した時間は1時間ほどでした。もし、求職申し込みを現地で記入していたら、2~3時間くらい掛ったのではないでしょうか。ハローワークインターネットサービスで事前に登録しておくことをお勧めします。

2回目のハローワーク訪問(失業の認定日)

最初にハローワークを訪れた日(受給資格決定日)から4週間ほど後、指定された日時に再度ハローワークを訪れました。この日は、失業の認定日という位置づけだそうです。

最初にハローワークを訪れた日から7日間、働いていませんか?就職していませんか?を確認される日、要は失業状態にあることが確認される日ですね。

この日は、面談でいろいろと質問されるのかな? 何か講習でもあるのかな?きっと半日ぐらいかかるのかな? と予想していました。

しかし、受付の前で10分ほど待っていると、番号を呼ばれ、1分間くらいでしょうか、あっという間に手続きは終わりました。約1週間後に給付金が降り込まれると説明を受け、本日はこれで終わりです、ということでした。気が抜けるほど一瞬で手続きが終わりました。

給付金振り込みの確認

2度目のハローワーク訪問の日から、余裕を見て10日後に銀行で記帳しました。果たして給付金が振り込まれていることが確認できました。実際には1週間後ではなく、3日後に振り込まれていました。

なお、高年齢求職者給付金は非課税ですので、確定申告は必要ないようです。

給付金の使いみちですが、新しいノートパソコンでも買おうかと思っています。とりあえず機種が決まるまで、銀行に預けておくことにしました。

今後、個人事業主として働く?

高年齢求職者給付金の良いところは、給付金を一括で頂くことができ、その後就職したりフリーランスで働いても良いことです。一方、通常の失業保険を頂く場合は、4週間毎に失業認定を受けなければならず、働くことに制限が掛かることです。

高年齢求職者給付金を頂きましたので、これから働くことを本格的に考えたいと思います。今のところ、特許調査の経験が生かせる仕事を探そうと思います。


ここまで読んでいただき、どうも有難うございました。

是非、また、当ブログを読んでいただきますよう、よろしくお願いします。

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