特許公報を査読するときに知らないと損する技

特許調査で公報を読む際に知っていると、ちょっと便利なコツがあります。長い間パソコンを使っていて最近まで知らなかったことも、今さら少し恥ずかしいこともありますが、知っていると知らないのでは大違いなので、便利な技をご紹介いたします。

目次

「Ctrl」キーを押しながら、マウスのホイールを上下に動かすと、画面を拡大・縮小できる

特許公報の小さい文字を読み続けると目が疲れて、もう少し文字を大きく表示させたいと思う時があります。こんな時、これまでの私はアプリの設定画面を開いて「ズーム」していましたが、設定アイコンが表示されていないアプリでは、仕方なく小さい文字の表示のまま使っていました。

この状態を何とかしたいと思い、同僚に聞いたところ、「コントロールキーを押したまま、マウスのホイールをクルクルすると拡大できるけど、えっ!知らなかったの?」と・・・。ちょっと恥ずかしかったのですが、長年の悩みが一気に解決してしまいました。

ただし、すべてのアプリで、この機能が有効になっているわけではないようです。なお、コントロールキーを押したまま、キーボードの「+」キーや「-」キーを押しても、表示の拡大・縮小ができることも分かりました。

「Ctrl」キーを押しながら、「S」を押すと上書き保存できる

調査報告書などのドキュメントを作成中に「上書き保存」をよく使いますが、これまではアプリのフロッピーディスクのようなアイコンをクリックして「上書き保存していました。しかし、これも「Ctrl」+「S」で上書きできることが分かりました。Note PCでマウスを使っていないときなどに、これを知っていると楽ですね。

「Ctrl」+「Z」で「元に戻す」、「Ctrl」+「Y」で「やり直し」、「Ctrl」+「A」で「すべて選択」ができる

ドキュメントを作成中・編集中に、誤って「元に戻す」ことがよくありますが、今までは「カーブした矢印」をクリックしていました。しかし、これも「Ctrl」+「Z]で「元に戻す」ことができますし、「Ctrl」+「Y」で「やり直す」ことができます。

また、おまけですが、ドキュメント全範囲を選択したいとき、「Ctrl」+「A」で「すべて選択」できます。

ページ内でキーワードを検索するときは「Ctrl」キー +「F」が便利!

特許公報を読むときに特定のキーワードを探しながら読むときがありますが、その時に便利なショートカットキーが「Ctrl」+「F」です。検索したい文章にカーソルを移動して(カーソルはどこに置いてもOK)、「Ctrl」キーを押しながら「F」を押します。

そうすると、下図のように右上に入力ボックスが出ますので、検索したい語句(例えば「特許」)を入力します。そうすると検索したい語句が下図のようにハイライト表示されます。

公報を読んでいる途中でちょっと検索したいときに便利です。例えば「紫外線」に触れているパラグラフだけを確認したい、などというときに便利ですよ。

図形の切り取りは Snipping Tool が便利!

特許調査の報告書を作成するときに、グラフや公報の図を切り取って貼り付けたい場合があります。その際、Windows アクセサリにある「Snippinig Tool」(下図)が手軽で便利です。

①「新規作成」、②カーソルで切り取りたい範囲を指定し、③パワーポイントなどにCtrl +vで貼り付ける。たったこれだけです。

調査報告書はフォントと色に気をつかうとプロフェッショナルに見える

私は調査報告書に専らパワーポイントを使いますが、その際にフォントは「MS P ゴシック」を使っています。一目見て分かるように可視性の高いゴシック フォントが良いと考えています。

また、「文字色」は、左の図のように「黒色」の真ん中のところを選択して使っています。理由は、真っ黒では強すぎますし、また、少しグレーが入ったほうが、(気のせいか)品がよく見えるからです。

ここら辺は、好みの問題なのでいろいろ試してみて、しっくりくるフォント・文字色を決めていただければと思います。

また、グラフを除いて「色」はあまり使わず、できるだけモノトーンに仕上げたほうが、(気のせいか)プロフェッショナルの仕事に見えます。具体的には、囲みの線や矢印はグレーを使い、「赤色」の文字・矢印・線の多用は全体的に”うるさく”なるため避けるようにします。


ここまで読んでいただき、どうも有難うございました。

是非、また、当ブログを読んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。

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