奥多摩 七ツ石山テント泊 鷹ノ巣山ー榧ノ木尾根を通って倉戸口に下山

七ツ石小屋から七ツ石山へ向かう路

今回は10月初旬に奥多摩の「七ツ石山」へ行ってきました。久しぶりにテントを背負って七ツ石小屋迄まで登り、友人らと山ご飯&酒を酌み交わしました。

目次

七ツ石山の登山口までのアクセス

七ツ石山へ行く場合の最寄り駅は、JR青梅線の終着・奥多摩駅です。奥多摩駅からバスに乗りて「鴨沢」でバスを降ります。スタートはバス停の向かいにあるお店の横の階段を登るところから始まります。

ひと登りすると急に開けて村営駐車場に出ました。当日の土曜日は、今年の秋一番というほどの好天気でしたので、駐車場は満車でした(09:30現在)。ここで、一休みして水分を補給。後から続々と登ってくる人の3割くらいはトレランの若者でした。最近はトレランの人が増えてきていますね。

間もなく本格的な登山道になりますが、樹林帯で比較的涼しく快適に歩けます。登山道もよく整備されていて、危ないところはありません。この登山道を行く人の多くは東京都の最高峰である雲取山(2017m)を目指しているようです。

我々は久々のテント泊装備でしたので、雲取山を目指すのは年齢的・体力的にリスクが大きいため、今回は途中の七ツ石山・七ツ石小屋を目標にしました。

登山道の途中途中に、「平将門 迷走ルート」という看板があって、なかなか面白いことが書いてあります。立ち止まって読みながら登るのも楽しいと思います。

七ツ石小屋に到着 ザックをデポして七ツ石山山頂に立つ

堂所を通過し、14時頃に七ツ石小屋に到着しました。久々のテント泊です。ソロテント・シュラフ以外に4~5人用のコッヘル2つ、ヤカン、フライパン、つまみの食材を背負って、今回の装備の総重量は約17kgでした。

積雪期の場合は、アイゼンやワカン、ピッケルなどで20kg超になるのですが、無雪期はまだ軽くて済みます。でも、久しぶりの重いザックだったので、無事に小屋までたどり着けて正直言ってホッとしました。

小屋に到着後、冷たいビールを飲みたいところをグッと我慢して、ザックをデポして七ツ石山の山頂を目指しました。小屋から20分ほどで登れますが、山頂に向かう路が逆光で美しく輝き、来て良かったと思いました。

山頂にはごくシンプルな石碑が立っています。翌日に登った鷹ノ巣山や以前登った六ツ石山の石碑も同じデザインですね。

七ツ石山山頂は展望がよく、雲取山へ続く気持ち良さそうな尾根道を歩く登山者がよく見えました。山頂からの景色を堪能した後、七ツ石小屋に戻り、ササっとテントを張り、寝る支度をしてから、宴会準備を始めました。

今回の計画では各自でソロテント持参にしました。テントが小さいため外で調理せざるを得なかったのですが、天候がよく雨の心配が全くなかったので、ホッとひと安心でした。雨の場合はタープを持って行こうとも思ったのですが、装備が重くならなくてよかったです。

夜の宴会では、キノコ鍋をメインに、フライパンでソーセージ焼いたりマーボ春雨を作って夜遅くまで語り合いました。

翌日、高丸山を越え避難小屋を経て鷹ノ巣山に登る

翌日は5:00起床、テントを撤収して朝食を済ませて7:00出発の計画です。テントでの睡眠は浅く、4時ごろからウツラウツラし5時に起きました。テント内でシュラフや装備を片付けて一度ザックを外に出します。その後、ペグを抜いてフライ、テントをたたみます。

幸い雨や夜露でテントが濡れていることもないのでテントを畳むのも楽です。テントは家に帰ってから干してきれいに畳むので、撤収では適当にざっくりと畳んで収納袋に入れます。いつものことですが、ザックには来た時と同じように収納することは出来ない(入らない)ので、翌日はテントマットを外付けにしてザックのスペースを開けました。

朝食は、昨夜のキノコ鍋の残りを頂きました。とにかく全部食べ切って鍋を空にしないと後が面倒ですので、なんとか皆で食べきりました。

7:00に予定通り鷹ノ巣山を目指して出発。鷹ノ巣山を経由して倉戸口に降りるルートには、高低差200m程度を登り下りするピークがいくつかあります。食材が少し減っていますが、ザックはあまり軽くなっておらず、肩に重さが圧し掛かってきます。

鷹ノ巣山までは基本的に尾根歩きですが、高丸山までのアップダウン、日蔭名栗山までのアップダウンが繰り返されます。テント泊装備でのトレーニングにはいいですね。

鷹ノ巣山避難小屋で休憩した後、10時頃に鷹ノ巣山山頂に到着しました。東日原から稲村岩尾根を使って何度か登ったことがある鷹ノ巣山ですが、稲村岩尾根コースは、台風の影響による登山道崩落により現在でも通行止め状態が続いているようで、通行止めのロープが張られていました。

榧ノ木(カヤノキ)尾根を使って戸倉口に下山

下山ルートは、榧ノ木(カヤノキ)尾根を使って戸倉口に下山することにしました。石尾根を奥多摩駅まで下るルートがポピュラーですが、何せ長くて時間が掛かるので、今回は榧ノ木(カヤノキ)尾根を始めて使うことにしました。

「急斜面があるからやめた方が良い」と周囲から脅かされ、下山するまでヒヤヒヤしながら下りたのですが、危なさそうな急斜面もありませんでした。しかし、踏み跡が明確でなくルートファインディングが難しいところが何ヶ所かありました。地図にも「迷い」のマークがついています。

コースには「このロープに添って歩いてください」というロープと表示があって、道迷い対策がされていると感じました。おかげで、14時に無事に倉戸口に下山できました。バスで奥多摩駅に移動し、駅ちかに出来たクラフトビール屋さんでLサイズのビール(1000円)をグィッと飲んで帰宅しました。

また、テント泊山行を計画しようと思います。

コースマップ・タイム 


ここまで読んでいただき、どうも有難うございました。

是非、また、当ブログを読んでいただきますよう、よろしくお願いします。

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