特許開放で新型コロナの後発治療薬の生産が開始される

新型コロナウィルスの治療薬が、アフリカなどの途上国向けに限って、特許料を徴収せずにライセンス生産することが認められました。特許に携わる身として嬉しいニュースですね。

ニュースの概要

日本経済新聞の記事によれば、米ファイザーや米メルクがアフリカなど低所得国への供給に限って、特許料を徴収せずに新型コロナウィルスの治療薬のライセンス生産を認めたということです。

治療薬は大手の後発薬メーカーが製造し、治療に掛かる費用は新薬の30分の1に下がるということです。これにより、先進国に限られていた新型コロナの治療薬が発展途上国にも普及させることができるということです。

ファイザーは飲み薬タイプの「パクスロビド」について、特許料を取らずに後発薬の製造を認め、13ヵ国36社の後発薬メーカーが製造するということです。新薬の場合、1回の治療で529ドルかかるところ、特許料なしの後発薬だと20ドル前後と大幅に安くなるということです。

メルクも「モルヌピラビル」について、特許料を取らずに後発薬の製造を認め、11ヵ国27社の後発薬メーカーが製造するということです。新薬の場合、1回の治療で707ドルかかるところ、特許料なしの後発薬だと20ドル前後と大幅に安くなるということです。

このようなニュースに触れると、なんとも嬉しい気持ちになりますね。


ここまで読んでいただき、どうも有難うございました。

是非、また、当ブログを読んでいただきますよう、よろしくお願いします。

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