役職定年や再雇用での嫌な思いを回避する方法について考える

近いうちに65歳の定年退職を迎える私は、定年後の生活を考えて、最近はシニアの方々のYouTubeを見る機会が増えました。皆さん、役職定年で気力をすっかり無くてゾンビのようになってしまったり、いっそのこと起業を目指して60歳で会社を辞めたりと、いろいろと心身ともに大変なようです。

ひと昔だったら、60歳で定年退職した後は年金暮らしで悠々自適、という生活が約束されていた筈でした。しかし、今や多くの方々にとって、それは叶わない世の中になってしまったということですね。

役職定年や定年後の再雇用を、ストレスなくやり過ごすことはできないものでしょうか。

役職定年後に思い切ってキャリアチェンジしてみては如何?

私の場合ですが、研究職を役職定年になった時、自分が会社からあまり評価されていないと身につまされました。また、このままこの仕事を続けても先が見えているなと思い、全くの異分野の知財の道を選ぶことにしました。

知財の道を選んだのはたまたまですが...。そして、弁理士の資格を得て、56歳の時に研究所から知財部に部署を変わりました。もし、役職者のままだったら異動できなかったでしょう。

知財部という新しい職場では、私は全くの新参者です。自分より年の若い人の方が知財に関する経験が深く、彼らから指導を受けるのは至極当たり前のことであり、自尊心を傷つけられることなど有りませんでした。

また、知財部在籍中に60歳の定年退職を迎え、その後、別会社の特許調査会社で契約社員として働くことになりました。そこでも当然のことながら全くの新参者なので、周りの方々から指導を受けて、余計なストレスを感じることなく仕事を続けることができました。

役職定年後に異動で職場を変わり、更に60歳の定年退職後には会社を変わったので、少なくとも、かつての部下の管理下に置かれるということは無く、したがって、自分がみじめに感じることもありませんでした。

諸兄の中には、60歳の定年退職後に再雇用契約を結んで働いても、かつて部下からあれこれ言われるのは嫌だ、面白くないと言われる方も多いようです、しかし、職場を変わったり、会社を変われば、そんなストレスを感じなくて良いのです。

もちろん、仕事や職場、まして会社が変われば、新しい人間関係を一から作り直さなければなりませんので、相当なストレスがあります。しかし、考えようによっては、新しい仕事を通じて学びがあるので、それなりに楽しめると私は感じました。

少なくとも、かつての部下から叱責を受けるなどの屈辱を受けることはありません、自分がみじめな気持ちになることもありません。

定年再雇用で、かつての部下に指図を受けるのが嫌な方は、職場を変える、会社を変えるなども、選択肢の一つとして検討されてみては如何でしょうか。


ここまで読んでいただき、どうも有難うございました。

是非、また、当ブログを読んでいただきますよう、よろしくお願いします。

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