登山入門に最適! 御岳山から日の出山を経てつるつる温泉
東京の新型コロナの新規感染者数は、いまだに3000人以上の日が続いていますが、5月の週末に久々にハイキングに行ってきました。今回は東京の山では高尾山に次ぐ人気の御岳山と、サブコースで日の出山に行ってきました。
目次
ホリデー快速おくたま号利用 御嶽駅で下車
御岳山へのアクセス:
御岳山への最寄り駅はJR青梅線の御嶽駅になります。土日には新宿から奥多摩駅へ直通する「ホリデー快速おくたま号」が便利です。青梅駅ー御嶽駅ー奥多摩駅と多くの駅を飛ばして停車していきます。
余談ですが、ホリデー快速おくたま号は、ホリデー快速あきがわ号と連結されて10両編成で運行されます。途中の拝島駅でおくたま号とあきがわ号が切り離されますので、車両が「奥多摩行」であることを確認して乗車しましょう。
今回の山行では立川駅から「ホリデー快速おくたま号」に乗車しましたが、御嶽駅までの1時間弱、座ることは出来ませんでした。また、御嶽駅で予想以上に多くの登山客が降り、その後のバス乗車や、ケーブル乗車も混み込みで、それはまるでコロナ禍前の状態に戻ったかのようでした。
時間が許せば、ホリデー快速おくたま1号(御嶽駅8:07着)よりも早く到着する電車を利用したほうが、駅からの混雑を回避することができると思います。
御岳山はこれまで3度訪れたことがありましたが、いつもはケーブルを利用せずに徒歩で林道を登りました。林道は車も通る舗装路で歩きやすいのですが、単調でおもしろみには欠けます。登山者の8~9割はケーブルで登ると思われます。
さて、駅からのバスを降りて急坂を5分ほど登るとケーブルの駅に着きます。
ケーブルは片道600円(往復割引1130円)でした。乗車券の自動販売機で片道チケットを購入しましたが、ケーブルもSuicaやPasmoを使えるので、わざわざチケットを購入する必要が無いことが分かりました。なお、Suica/Pasmoは片道の決済なので、往復割引を利用する場合は、紙のチケット購入が必要です。
まず御岳山(武蔵御嶽神社)へ
まずは御岳山の山頂へ・・・と言っても、御岳山の山頂(929m)は、武蔵御嶽神社だそうです。なお、奥の院(1,077m)がありますが、今回は見送りました。
御岳山という名で気になるのは、岐阜県と長野県の県境にある最高峰の御嶽山(おんたけさん)のことです。御岳山にアクセスするJRの駅名やケーブルの駅名、それと神社の名は「御嶽」となっています。2014年に噴火した御嶽山との曖昧さを解消するために「御岳山(みたけさん)」と書いているようです。
さて御嶽神社は長い階段を登った先にあります。せっかく来たのですから頑張って登りましょう。登山の安全を祈願!
目的のロックガーデン(岩石園)へ
今回、御岳山へ来た目的はロックガーデンを歩くことでした。過去に御岳山に来たときは、御嶽神社参拝、御岳山経由の日の出山、御岳山経由の大岳山、とロックガーデンに立ち寄ることはありませんでした。そこで、今回のハイキングの目的はロックガーデンを歩くことでした。
御嶽神社の階段を降りる途中に、七代(ななよ)の滝への道標があります。その七代の滝への途をひたすら下っていきます。結構な急坂なので注意して降りましょう。七代の滝へは、かなり近くまで寄ることができ、撮影スポットになっています。
七代の滝を見終えたら、七代の滝のすぐそばにある鉄製の急な階段/梯子を登っていきます。途中、天狗岩という大岩が現れます。天狗岩には鎖が付いていて上まで登れるのですが、昨日の雨で岩が濡れていて滑りそうでしたので、今回は登るのはやめにしました。
天狗岩を過ぎると、いよいよロックガーデンの始まりです。今回のハイキングの前日は、ニュースになるくらいの大雨でしたので、ロックガーデンが大増水してはいまいか心配でしたが、大丈夫でした。苔むした岩石がとても良い雰囲気を醸し出し、ここが東京だとは思えないほど静寂なところでした。
ロックガーデンの出口近くに2つ目の滝、綾広の滝があります。こちらの滝も厳かな感じの良い滝です。
今回のハイキングの目的はロックガーデンでしたので、ゆ~っくり歩いて静寂を満喫しました。なおロックガーデンをゆっくり周ると1周約2時間30分かかります。
ロックガーデンを一周すると、昼飯時になると思います。昼ご飯は、眺望の良い長尾平の展望台が良いと思います。トイレやベンチもあって、大人数で行ったときに特に重宝します。
日の出山を経由してつるつる温泉に下山
ロックガーデンを周回して御嶽神社の辺りまで戻ってまいりました。御嶽神社の階段を降りきったところに、日の出山方面への分岐があります。少しわかりにくいのですが、道標を確認しながら日の出山方面に向かいます。最初は宿坊の間のコンクリートの急坂を下っていきます。その後は平坦な道が続きます。40分くらい歩いて最後にひと登りすると、日の出山の頂に到着します。
山頂は開けていてベンチがたくさんあり、山々を眺めながら昼食を食べるのに最高です。着いた時には既に多くのハイカーがクッカーで調理して山ご飯を楽しんでいました。
昼食を済ませて、いよいよ下山です。下山路は複数のコースがあるのでよく見極めて降ります。御岳山のケーブル乗り場に戻るのも面白くないので、今回はつるつる温泉に下山し、バスで五日市駅に出ることにしました。日の出山から下り始めると、あとは下る一方です。下りはひざを痛めやすいので、中高年の方は気を付けましょう。
余談ですが、つるつる温泉を目指して降りると、日の出山登山口バス停という標識が出てきます。確かに、つるつる温泉のバス停よりも登山口バス停の方が近いのですが、ここは迷わずつるつる温泉を目指します。
というのは、温泉で汗を流したい、ということもありますが、つるつる温泉がバスの始発場所になっているので、確実に乗れるという理由があります。一方、つるつる温泉をバスが出発するときに既に満員になっているので、途中の日の出山登山口バス停で待っていても乗れない可能性もあります。
今回のハイキングでの登山客のバスでの込み具合は、まるでコロナ禍以前の状態に戻ったかのようでした。登山客も山に戻って来ていることを感じました。
コースマップ 御岳山駅~御嶽神社~ロックガーデン~日の出山~つるつる温泉
コースタイム 通常よりもゆっくりのペースです
ここまで読んでいただき、どうも有難うございました。
是非、また、当ブログを読んでいただきますよう、よろしくお願いします。