表丹沢・裏丹沢 宮地山からシダンゴ山 てっぺんで日向ぼっこ

シダンゴ山山頂 標高758m

秋の晴れ間を利用して丹沢の「シダンゴ山」に行ってきました。何とも不思議な名前の山ですが、その由来は山頂に石碑によって知ることができます。シダンゴは震旦郷(シダンゴウ)と書かれることもあり、古く飛鳥時代に「シダゴン」と呼ばれる仙人が仏教をこの地に伝えるために住んでいたとされます。 このシダゴンが転じて、「シダンゴ」と呼ばれるようになったということらしいです。

新型コロナによる緊急事態宣言が解除されて県境を跨ぐ移動が自由になったので、息抜きに山に登って山頂でコーヒーでも飲んでまったりしようかと、出かけてきました。本記事では、初心者でも手軽に登れるシダンゴ山への山行記録をご紹介しています。

目次

田代向バス停から宮地山とシダンゴ山に登り、寄バス停へと降りる初心者向けコース

今回ご紹介するのは、田代向バス停から出発し、宮地山山頂を経由してシダンゴ山山頂に至り、寄(ヤドリキ)バス停へ下山するコースです。高低差520m、歩く時間は3時間10分の初心者向けコース/難易度は2で初級です。登山道は概ね静かな樹林帯を歩くコースで段差も比較的小さく歩きやすいコースです。宮地山の山頂は展望はありませんが、シダンゴ山の山頂は開けていて展望があります。

馬酔木が植林されている山頂は日当たりがよく、備え付けられた木の台座もあって弁当を広げて日向ぼっこもできる気持ち良いスペースです。また、山頂には祠が祭られておりシダンゴ山の由来が書かれた石碑もあります。南側に松田町の展望があるのですが、北側の丹沢の山々方面の展望は、樹が少し邪魔して見えにくくなっています。

電車とバスを使ったアクセスが便利

コースの出発地の田代向バス停へは、小田急線の新松田駅の②番バス停から寄(ヤドリキと読みます)行のバスに乗ります。20分ほど走ると田代向バス停に到着します。バスを降りたら少し戻って「はなじょろ道」という看板を矢印の方向に進み、田代橋を渡ります。

田代橋を渡ったところにトイレがあります。ここを過ぎると下山路までしばらくトイレはありません。住宅街をしばらく歩いていきます。途中で、アケビの皮?が落ちていたので見上げるとアケビがたわわに実っていました。しばらく見たことが無い光景で懐かしく感じました。

住宅街を通る道はかなりの急こう配なのでゆっくり行くことにしましょう。登山の歩き方は、意識してゆっくりと一定のペースで登るようにすると疲れにくいです。最初は元気に任せて、どうしても飛ばしすぎるものですが、途中でバテてしまいます。

バス停から30分ほど歩くと宮地山入口に到着です。ここからいよいよ登山道になります。運動量が増えるので汗をかかないように衣類を少し脱いで調整しましょう。

宮地山に向かう

衣類調整が済んだら、宮地山へ向かいます。最初は登山道がはっきりわかりますが、山頂近くになると落ち葉で登山道(踏み跡)が不明瞭になります。踏み跡を確認しながら気をつけて進みます。途中で「宮地山まで10分」の標識がありますので、元気を出して登ります。

山頂近くかな?という雰囲気の場所にシダンゴ山を指す標識が現れます。ここが宮地山の山頂でしょうか?いいえ、宮地山の山頂は、この標識を左に見て右方向に30mくらい至ったところに「宮地山山頂512m」の標識があります。

宮地山からシダンゴ山に向かう

宮地山の山頂は樹林帯の中にあって展望もないので、小休憩後に直ぐにシダンゴ山に向かいましょう。宮地山からシダンゴ山に向かう時に、登山道(踏み跡)が分かりにくいですが、右側にある鹿よけの柵沿いに進んでいくと、下りの路を見つけることができます。シダンゴ山への路は若干の登り降りがありますが、基本は尾根道で気持ちよく歩くことができます。

途中でコンクリートの林道に出る開けたところに休憩用のベンチがあるので休憩に使うと良いでしょう。宮地山山頂を出発してから60分ほどすると、シダンゴ山まで0.3kmの標識が出てます。ずっと樹林帯の中を歩いてきましたが、最後の登りを進んでいくと前方に開けた明かりが見えてきます。もうすぐ頂上です

シダンゴ山の山頂は明るく開けた場所で日向ぼっこに最適

シダンゴ山の山頂は開けていて、周りに馬酔木が植林されている気持ちの良いスペースです。日当たりがよく、お弁当を食べて日向ぼっこすると気持ちがよさそうです。祠とシダンゴ山の由来が記された石碑が併設されています。

北側は樹が育って展望が若干悪くなっています。遠くに見える丹沢の山塊は何山でしょうか?鍋割山?それとも蛭ヶ岳?でしょうか。反対の南側には松田町の街並みが見えます。

日向ぼっこを楽しんだらバスの時刻に合わせて下山開始

頂上でまったりしたらバスの時刻に合わせて下山します。寄バス停から新松田駅行のバスは1時間に1本程度ですので、タイミングを計って下山を開始しましょう。ちなみに山頂からバス停までは約65分かかりますが少し余裕を見ましょう。

下山路は道がはっきりしていて間違うことはないと思います。途中、イノシシ除けの門扉があります。開けたら必ず閉めましょう。程なくコンクリートの道に出ますが、ものすごい急な下り坂で足の筋肉が悲鳴を上げそうなほどです。最後まで気を緩めないで下山しましょう。住宅街にでると間もなく寄バス停です。お疲れさまでした!

コースマップとコースタイム

参考に、ヤマレコのコースマップとコースタイムを掲載しました。実は、宮地山からシダンゴ山に向かうときに道を間違ってしまい、気が付いたら、宮地山入口に戻てしまうという恥ずかしいミスをしました。そのため、宮地山に2度登り直すことになりました。その関係で、距離やコースタイムは、示したものよりも短くなります。

このようなミスを防ぐには、ヤマレコのようなアプリで現在位置を確認しながら歩くべきでした。ヤマレコなどのアプリについては、機会を見て後日ご紹介したいと思います。

■田代向バス停~宮地山~シダンゴ山~寄バス停 コース■

田代向BS~宮地山~シダンゴ山~寄BS コース 

■コースタイム■

シダンゴ山の関連情報

宮地山・シダンゴ山の関連情報を載せておきます。

シダンゴ山/宮地山-松田町公式ホームページ

シダンゴ山・宮地山ハイキングコース-富士急湘南バス ・・・バス時刻表


ここまで読んでいただき、どうも有難うございました。

是非、また、当ブログを読んでいただきますよう、よろしくお願いします。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です