ソフトバンクの空飛ぶ携帯基地局に関連する特許
本記事では、ソフトバンクの「空飛ぶ携帯基地局」に関する特許情報について紹介しています。実は、このニュースが報道される1~2年前に行った5G通信の特許調査の際に、この「空飛ぶ携帯基地局」の出願を読んでおりました。発想がユニークなので印象深く覚えておりました。
5Gに関する特許調査で見た記憶がある公報の図と同じ!
このニュースが伝えられる1~2年前に、5G通信に興味があったので特許調査を行いました。その時に、ソフトバンクの特許で、「HAPS(High Altitude Platform Station)」という夢のようなコンセプトを知りました。
簡単に言うと、成層圏に飛行船やグライダー状の携帯基地局を飛ばして地上からの5Gの電波を中継するものです。5Gは電波の直進性が強く障害物に弱いので、高度の高いところで中継するHAPSは理にかなっている技術です。HAPSについて、詳しくはソフトバンクのこちらの記事をご覧ください。
特許を読んだ時の感想は、壮大なコンセプトだけど本当に実現するんだろうか? と思いました。しかし、関連特許を10件以上出願しているので、もしかしたら本当にやっているのかもしれない、と半信半疑でした。
最新の情報では、「高性能電池の試作に成功」し、2023年の商用化を目指しているようです。こういう夢のある技術は成功して是非実用化して欲しいものです。
空飛ぶ携帯基地局に関連する特許リスト
2019年に調べたときは、以下の出願が公開されていました。参考に公報番号を示します。2021年現在は、もっと増えているに違いありません。
特開2018-157522 | 特開2018-157524 | 特開2018-177135 | 特開2018-186346 | 特開2018-195869 | 特開2019-022070 |
特開2019-046467 | 特開2019-051809 | 特開2019-054490 | 特開2019-121909 | 特開2019-121934 | 特開2019-135823 |
特開2019-135900 | 特開2019-140427 |
ここまで読んでいただき、どうも有難うございました。
是非、また、当ブログを読んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。