【おすすめ】登山を始めたら山岳会に入るべき5つの理由
最近ソロキャンプが流行っていますが、登山を始められるなら、登山技術を磨くために山岳会に入られることをお勧めします。本記事では、山岳会に入るべき理由を5つ挙げてご紹介しています。
目次
山岳会に入るべき5つの理由
私は登山を趣味にしていますが、5年以上山岳会に所属して山を楽しんでいます。以下に自身の経験を通して山岳会に属して良かった点を5つ挙げます。
山岳会に入るべき5つの理由
1.年代を超えて様々なひとに出会える。
2.単独では敷居の高い多様な登山を経験できる(夏山・冬山・縦走・クライミング・沢登り)。
3.ベテランから登山技術を学べる。
4.大型テントなどの共同装備を個人で用意する必要がない。
5.個人の用具の貸し借りができる。
それでは、個々のメリットについて説明します。
年代を超えて様々な人に出会える
私が所属する山岳会は30代から80代までの人が所属する会です。ご高齢の方は20代のころから永年活動されている方々で経験が豊富です。
200名山・300名山を達成された方もいて、例会山行のコース選定で困ることはありません。山域はもとより、登る季節/ルートについてとても有益なアドバイスを頂くことができます。
また、バックグラウンドも、プロの山岳ガイドをはじめ企業経営者、1級建築士、弁理士、営業マンなど様々です。会社での付き合いとは全く異なる方々と知り合いになれますし、そこでは多くの学びが得られます。
まじめな話だけでなく、老若男女がテントで同じ釜の飯を喰らい、酒を酌み交わしながら与太話をするのは楽しいですよ。
単独では敷居の高い多様な登山を経験できる
山登りを始めたころは、だいたいの方は単独(ソロ)山行です。そうするとハイキングや夏山などの無雪期の山行が、事実上は限度です。初心者が単独で雪山に行くのは無謀というものです。
山岳会に入ると、個人では難しい雪山の縦走や、通過が難しい岩稜の山登りや、沢登りや、バリエーションルートなどを経験するチャンスが広がります。
山岳会での経験を通じて、「私は岩登りが好き」「俺は縦走が好き」「いやいや沢登りさ」と、やがて登山の好みに方向性が出てくるのではないでしょうか?
ベテランから登山技術が学べる
登山を安全に楽しむために、「体力」だけでなく「技術」も必要ですよ。ガイドブックに「体力★★★」「技術★★★」などと、その山の難度の目安がよく書いてありますが、「技術」って具体的に何?と思いませんか?
憧れの北アルプスの山に登るには危険な岩場の通過、石を落とさない歩き方、ルートファインディングなどの技術が必要です。
また積雪期の登山ではアイゼンを装着しての歩行、ピッケルの使い方、滑落停止、耐風姿勢などの技術が必要です。さらに、岩登りでは、ロープワーク、セルフビレイの取り方、各種ギアの使い方など、多くの技術を習得する必要があります。
通常、有料の登山ツアーに参加して技術を磨いていくのが一般的だと思いますが、数万円以上の高額な費用が掛かります。しかし、指導者がいる山岳会に入れば、無料でこれらの技術を学ぶことができるのです。
大型テントなどの共同装備を使える
登山の楽しみはテント泊にあると私は思います。
4人のパーティーだったら5人用のテント、6人のパーティーだったら7人用のテントが欲しいですよね。
しかし、大型テントを個人で購入するのは経済的に負担が大きく、また、用意できても稼働率が低くてもったいないですよね。
山岳会で共有のテントがあれば経済的です。テント以外にも、大きなコッヘルやセパレート型シングルバーナー、ロープも共同で使用できれば経済的です。
個人の用具の貸し借りができる
登山をしていると新しいフィールドにもチャレンジしたくなります。例えば、岩登りをちょっと試したい、スノーシューをやってみたい、など。
でも、岩登りをやるにはクライミングシューズやハーネス、カラビナ、スリングなど個人で揃えなければならないギアが多くて、それらを揃えるためにかなりのお金が必要になります。
もしかしたらスノーシューもやってみたらつまらなかった、ということもないとは言えず、購入を躊躇しがちですね。
しかし、山岳会に属していれば、会員からスノーシューなどの用具を借りて試すことができます。山岳会の仲間なら、同好の志を増やすため快く貸してくれると思いますよ。
やってみて気に入ったら別途買い揃えば良いし、やっぱり必要ないかな?ということもあるでしょう。そうすれば用具をそろえる経済的敷居が低くなるので、いろんな登山スタイルにチャレンジしやすくなるメリットがあります。