弟を認知症の介護施設に入れたいが費用はどうする？
前回に弟が認知症で介護が必要になったことをお話ししました。今後、弟の介護をどうすればいいのか？実家で在宅介護が良いのか、施設に入れるべきなのか？思い悩みました。
目次
弟は糖尿病の悪化のために入院中！ 退院後の身の振り方は？
前回お話ししたように、弟の介護認定を受けるために医師の診断を受けたところ、糖尿病が悪化していて、そのまま即、入院となりました。
入院中に言語障害が見られたので、念のため脳のCT検査を行っところ、２度目の脳梗塞（軽度の脳梗塞）を起こしていたことが分かりました。一か月ぐらいで退院が可能という看たてでしたが、退院して実家に戻ったら、また糖尿病が悪化してしまいそうです。
弟が糖尿病の薬を忘れずに飲んでくれるか疑わしいこと、また、酒や白いご飯やお菓子を制限なく食べて、あっという間に糖尿病が悪化することは目に見えています。弟の下の世話、おしっこの始末で母が苦労して、自分の介護サービスを受けるどころではないでしょう。
そこで地域包括支援センターの方に相談して、入所できる施設を探してもらうことにしました。地域包括支援センターの担当の方には、本当にお世話になり、大変助かりました。自分一人では何もできなかったでしょう。困ったときは、地域包括支援センターに相談して、頼ることが一番だと痛感しました。
介護施設の費用はどうする？
介護施設に支払う費用は、室料、食費、介護サービスを含めて、月に１５万円くらいかかるようでした。でも、弟には支払う経済力がありません。
弟は高校を卒業後、専門学校を中退してアルバイトで生計を立て、フリーランスの状態を長く続けていました。「国民年金は、どうせもらえないから」と言って、国民年金の支払いもせず、見かねた母が、代わりに払っているような状態でした。
そのため、受け取る国民年金の額は１ヵ月換算で３万円ほどしかありません。また、脳梗塞で倒れてから働くこともできず、収入は国民年金の３万円/月だけです。これでは、介護施設の費用の支払いなど到底無理です。
そこで、家族会議を開き、弟には生活保護を申請してもらうことにしました。そして、地域包括支援センターの担当の方に、弟の年金＋生活保護費の範囲で入所できる施設を探してもらうことにしました。
生活保護の申請
地域包括支援センターの方のサポートがあって、生活保護の申請も何とか通ることができました。条件としては、施設などに単独で済むこと。つまり、実家で母と同居を続ける場合は、母の年金収入が合算されて生活保護を受けられないためです。
もう一つの条件は、自家用車を処分することでした。自家用車などの財産を持っていると生活保護は受けられません。弟は、脳梗塞で倒れてから右半身が不自由で、車の運転は到底できません。にもかかわらず、自動車を保有しているのです。
タイヤは空気が抜けてペタンコで走れる状態ではないのですが、「手放したくない、いつか乗るから」と、自動車税を払い続けているのです。まったく、何を考えているのか理解できません。
弟が入院している間に、弟宛ての郵便物を整理しました。すると、借金の督促状が次から次と出てきました。これはいったい何なんだ！と怒り、あきれました。次回は、弟の借金についてお話しします。
ここまで読んでいただき、どうも有難うございました。
是非、また、当ブログを読んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。
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