65歳以降、働くのはお終いにしたら?
60代の働き方は、次のようなパターンが一般的ではないでしょうか?60歳で会社を定年退職し、その後同じ職場で再雇用の契約社員として65歳まで働く。その後、厚生年金の標準的な支給開始時期に合わせて65歳で退職し、雇用される人生を終える、というのが最も多いパターンではないでしょうか?
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65歳以降も働かざるを得ない?
実際問題として、65歳以降も再雇用で会社に残って働き続ける人はほんの僅かで、殆どの人は65歳前に再雇用契約が打ち切られてしまいます。そのため、何らかのアクションを起こさない限り、65歳で無職になることになります。
無職であっても、65歳から年金をもらえるようにはなりますが、年金だけで生活費を賄うことは難しく、少なくとも旅行など老後の生活を楽しむには十分ではありませんね。貯蓄を取り崩して不足分を補うとしても、貯金残高が減っていくのを目の当たりにするのは、精神衛生上良くありませんしね。
結局のところ、65歳以上の方の半分以上は何らかの仕事に就いているようです。就業率で見ると、65~69歳は50.3%で、男女別では、男性が60.4%、女性は40.9%となっているようです。
あくまで想像ですが、お金のためじゃなく社会貢献のために働いている人も、中にはいらっしゃるでしょうけど、経済的な理由で働かざるを得ない人が大半なのではないでしょうか?
月に5万円のプラスアルファの収入を目標に!
65歳以降も働くかどうか?は個々人によると思いますが、私の場合は働いています。65歳の誕生月に会社を退職しました。が、幸いなことに、会社から特許調査業務(出願前の先行技術文献調査)の請負仕事をいただけることになりました。十分な量の仕事をいただける保証はありませんが、とりあえず関係を繋ぎ止めておくことができました。
特許調査の仕事はそれほど多くないと思われたので、シルバー人材センターの仕事も並行してやることにしました。こちらも仕事量は多くないと見込んでいたので、ダブルワークになっても大したことはないと高を括っていました。
私の目論見としては、月に5万円の̟プラスアルファの収入が得られれば十分だと考えていました。退職前の小遣いが月に3万円くらいでしたので、5万円あれば十分で余裕ができると思ったのです。
過去1年間の実績は?
過去1年間でどのくらい稼いだでしょうか?令和5年(1月~12月)の実績はと言えば、特許調査業務とシルバー人材センターの仕事で、合計約120万円の収入がありました。月にするとちょうど10万円/月ですね。当初の目論見の2倍の稼ぎがありました。
特許調査業務をシルバーの仕事も繁忙にばらつきがあって、平日はシルバーの仕事、土日に特許調査業務という忙しい時期もありました。一方で、半月の間何も仕事がない時期もありました。
先日、確定申告(e-Tax)を済ませました。特許調査の請負業務は事業所得、シルバー人材センターの仕事は雑所得になります。両方とも源泉徴収されないので、確定申告をして所得税を一括して払う必要があります。
サラリーマン時代は税金が天引きされていて、さほど気にならなかったのですが、退職後、確定申告のために所得税の計算をすると、こんなに税金を納めなければならないのか!と肌身に実感します。それにつけても、国会議員がキックバックされた裏金に対して徴税されないのは、まったく納得がいきません!憤りを感じますね。
とりあえず、あと一年間は仕事を続けてみるか?
年齢の近い有名人の訃報に接すると、その度にいつまでも働いていていいのだろうか?健康なうちに旅行や趣味に時間を使った方がいいんじゃないだろうか?と悩むことが多くなりました。
しかし、今すぐにやりたいことがあるわけでもないし、仕事は辞めないほうがいいのではないか?と心が揺れ動くことが多くなりました。
今のまま惰性で仕事を続けていると、いつの間にか残りの健康寿命が尽きてしまいそうで怖いです。ちなみに男性の健康寿命は72.68歳だそうです。私の場合はあと残り5~6年しかありません。このまま仕事を続けて貴重な時間を切り売りしていいのでしょうか?悩みは尽きませんね。
今日の結論としては、あと1年、あと半年、と時折立ち止まって仕事量を見直していくのが良いと思います。
ここまで読んでいただき、どうも有難うございました。
是非、また、当ブログを読んでいただきますよう、よろしくお願いします。