65歳からのワークライフバランスについて
シルバー人材センターに登録して植木剪定の仕事に就いてから、ほぼ一年が経過しました。最初は草刈りや掃除の仕事ばかりでしたが、最近はキンモクセイやマキなどの樹木の剪定をさせてもらえるようになりました。
また、週に1日か2日間ペースのシフトでしたが、最近は週に4日間のペースで仕事があり、多いときは週6日間の時もあります。
加えて、以前勤めていた会社からの特許調査の依頼も月に2案件ほどあって、土曜日曜に特許調査の仕事をやることも稀にあります。
このように仕事が増えれば増えたで、不満に思うことが最近増えてきました。そこで、65歳からのワークライフバランスについて考えてみました。
目次
65歳からは、週に何日間働くのが理想なのか?
65歳で会社を辞めた時に考えたのは、月に5万円の副収入があれば余裕の生活ができると思っていました。シルバーの仕事で試算すると日給6~7千円として月に7日~8日働ければ良いことになり、週に2日間のペースになります。
現状は週に4日間の仕事なので、明らかにオーバーワークです。さらに悪いことにシルバーの人材不足ということもあって、腕が上がるごとに、経験年数が上がるごとに、仕事の割り当てが多くなっているのが現状です。実際に、現在上級職の方は週に5~6日間働いています。
65歳からは遊びながら適度に仕事をして余裕のある暮らしを考えていたのです。しかし、このままでは、近い将来は仕事ばかりの生活になってしまいそうです。また、経年が長くなると責任も増えるので、植木の仕事を辞めるに辞められない状況になることは明らかです。
週に2日間の仕事が理想だが、現実は難しい
植木剪定の仕事を始めてまだ一年の現在は、仕事を覚えることが求められ、自分でも早く仕事を覚えて一人前になりたいと思っています。そのため、週に2日間よりも4日間、植木剪定の現場を経験した方が仕事を覚えるという点では理想です。
言っていることが矛盾しているのですが、仕事を覚えて上級職になるまでは仕事は多い方が良く、一人前になったら仕事量を週に2日間程度に減らしたいのです。傍から見たら『何を勝手なこと言ってるんだ!」と叱られてしまいますね。
実際、上級職の方で仕事量をセーブされている方が居られましたが、人手不足の折、もっと仕事をしてくれないかと、なにかと風当たりが強そうでした。実際、その方は辞められてしまいましたが、その原因は分かりません。
植木剪定の仕事に就く人を増やして欲しいが、現実は難しそう
シルバーの植木剪定に就く人が増えれば、前述の問題は解決するのですが、改善される見通しは非常に暗いものがあります。
シルバー人材センターへの加入要件は、年齢が60歳以上です。ちょっと前は60歳で定年退職してからシルバーに加入されるケースが多かったのですが、その後、定年再雇用制度が浸透して、かなり多くの方が65歳まで再雇用で会社勤めをされます。
さらに近年は65歳以降の継続雇用が企業の努力義務になり65歳を過ぎても70歳くらいまで会社で働く方が増える傾向があります。
一方、植木剪定の仕事は、脚立に登ったり、剪定した枝葉(剪定ごみ)を運んだりと、体力勝負の一面があります。そのため、仮に70歳で植木剪定の仕事を希望されても、数年間働くことを考えると体力的に無理であると思われます。
このように、定年延長が原因となって、シルバーの植木剪定の仕事に就く人の増加は、残念ながら見込めそうにありません。いったいどうしたらいいのでしょうか?答えは見つかりません。
ここまで読んでいただき、どうも有難うございました。
是非、また、当ブログを読んでいただきますよう、よろしくお願いします。