リタイア後、ストレスは多少あった方がいい!
定年退職してから早くも8ヶ月が過ぎました。リタイア以前には、会社を辞めたら毎日が日曜日で、何の縛りもなく自由気ままにに過ごすことができていいだろうなぁ!と楽しみに思っていました。
でも実際にリタイアしてみると、確かに自由なのですが、日々の充実感が得られなくて思ったようには楽しめませんでした。永いサラリーマン生活で身についた性(さが)でしょうかねぇ?
今回はリタイア後に感じたことを思いつくままに書いてみました。リタイアされた方々のなかには共感していただける方もいらっしゃるかもしれません。また、これからリタイアされる方には、何らかの参考になるかもしれませんね。
忙しい日があるからこそ週末が楽しい!!
リタイアして1ヵ月くらいは毎日が自由で、リタイア感を満喫していました。でも、コロナの流行時期と重なっていたので、旅行などあまり外に出ることもなく家の中でゴロゴロー、ゴロゴロー、としていました。
朝起きるとテレビの番組表を確認し、めぼしい番組があると録画予約して一日中テレビの前にいました。テレビにも飽きてくると、YouTubeでソロキャンプの動画を見ては、自分もキャンプして焚火の前でビールを飲みたいな~!さぞかし旨いだろうなぁ、などと空想していたりもしていました。
しかし、リタイアして2ヵ月もすると自由の楽しさもだんだん薄れていきました。なんと言いますか、解放感があまりないのです。ウィークデイに仕事やら雑用に追われた後の金曜日の夜に感じることができた、あの解放感が感じられなくなったのです。
一般に、働かなくても金銭面で十分な余裕があれば、毎日自分のやりたいことをやって自由気ままでいることが幸せなかもしれません。しかし、私の場合は、貧乏性なのかもしれませんが、平日に適度に仕事をして週末の土日に休養したり遊びに出かけたりする、という生活スタイルが充実感や幸福感を感じられるようです。
リタイアして改めて気が付いたのですが、平日に忙しくして自由が利かないからこそ、週末の土日が楽しく感じられるものだと思えるのです。
リタイア後も対人関係を持ち、少しの緊張感があった方が好ましい
会社を辞めてから他者との関りも激減しました。他人に気を使うこともないので対人関係ではストレスフリーなのですが、それって本当に良いことなのかな?と最近思うようになりました。
私の場合は、昨年の11月からシルバー人材センターで植木剪定の仕事を始めました。シルバー人材センターの仕事はチームを組んで仕事をすることになります。チームメンバーは固定されておらず、毎回メンバーが変わります。4人でチームを組むことが多く、責任者(親方ですね)の指図を受けて仕事をします。
植木剪定という仕事の性格から、しんまいの私は親方から指導(お叱り)を毎回のように受けています。理不尽なことを言われることもあり、しばしば「ムッ」とすることも正直のところ有ります。
65歳といういい歳なのに、いまさら理不尽な叱責にも耐えなければいけないのか?別に生活のため、お金のために働いているわけでもないのに・・・。とも思いました。
でも、このようなストレスはスパイスのように、多少あった方がいいと考えています。なんのお叱り・注意を受けないを受けないということは、自分の成長が止まることを意味するのかもしれないと考えるようになりました。
植木剪定の仕事を選んだのは、剪定技術を身に着けたい、うまく成りたい、成長したいという気持ちからです。「へたくそ!」とか「使えないなぁ!」とか言われても、実際そうなのだから仕方ないと思うようにしています。
毎日思い悩むような重いストレスは勘弁してもらいたいですが、日々の成長のためには多少のストレスが必要だと思っています。リタイア後は何の悩みも刺激もない平穏な日々を「のんべんだらり」と過ごすよりは良いのでは思います。
ここまで読んでいただき、どうも有難うございました。
是非、また、当ブログを読んでいただきますよう、よろしくお願いします。